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マイホームの床に最適な素材とは?

マイホームの床にはどんな素材が最適なのでしょうか。店舗の床と住宅用の床に適している素材は違うはずですが、住まいにふさわしい素材としてはフローリングが有名です。

ただ、同じフローリングでも単層フローリングと複合フローリングの2種類に大別できます。普通の住宅で使われているの、合版や集成材などの表面に厚みが大体3mm以下の特殊シートや天然木を貼った複合フローリングです。日本では昭和40年代から需要が高くなり、よく使われるようになりました。ダニ対策にもなる、という特徴が受けて昭和60年頃になると、代表的な床材として扱われるようになった次第です。

収縮や反りがないため、安定性も抜群です。年々性能も進化し、ダニ対策になる他、耐摩耗性や耐衝撃性を強めたフローリングも登場しています。カラーバリエーションも豊富で、表面の単板の種類によってダークカラーからホワイトカラーまで自在に色を選ぶことができます。塗装もできるので、こだわりのカラーに仕上げることもできます。デザイン性を加え、タイルや大理石のような模様を描くこともできますし、複数パターンから選ぶことも可能です。

子育て中の家庭には、抗アレルゲン機能や防音機能を加えたタイプも人気があります。ただ、補修はできないので傷がつくとそのまま目立つことになる弱点もあります。また、調湿作用は期待することができません。

調湿作用に優れているのは、単層フローリングです。質感や肌触り、香りの良さが魅力の単層フローリングは、自然の木材を利用しているので湿度の調節も自然に行ってくれます。木材独特の香りは癒し効果抜群で、ナチュラル志向のご家庭にもぴったりです。お値段は複合フローリングよりも高くなりますが、もし傷ができても、ダメージを受けた部分だけ削れば元の状態に近づけることができるので、おうちの中でも走り回るわんぱくな男の子がいるご家庭にもぴったりです。

ただし、単層フローリングは傷の補修をしやすい特徴がありますが、水に弱いのでしょっちゅう子どもが水やジュースをこぼしてしまう、なんて環境だと傷みが激しくなるかも知れません。水洗いしやすい複合フローリングほど扱いやすい素材ではありません。

床材に使われる素材も、種類によって特徴が異なります。オーク材は虎斑と呼ばれる独特の模様が特徴的で、はっきりとした木目があります。一般的な床材として好まれています。パイン材は柔らかいので、加工しやすいメリットがあります。肌触りもソフトなので、裸足で歩き回る時も心地良い感触が味わえます。小さなお子さまは家の中で滑らないよう、裸足になることが多く、子育て家庭に向いている素材の代表です。白い材質の中に赤みがかった節が並ぶ模様も可愛らしく、子供部屋の床材としても人気があります。